atoneの後払いを滞納したときの流れ

atoneのあと払い決済サービスでは、利用した代金は翌月に支払います。

支払い期限までに支払えなかった場合、どのようなことになるのか、順を追って見ていきましょう。

atoneの支払い期限

atoneの支払い期限は支払い方法によって異なるため、以下の表で確認してください。

支払い方法 支払い期限
コンビニ端末・銀行ATM 翌月10日
電子バーコードによるコンビニ支払い 翌月10日
口座振替 翌月27日
はがき請求書によるコンビニ支払い 翌月20日

通常は表のとおり、4種類の支払い方法があります。支払い期限を過ぎたあとは、コンビニ端末または銀行ATMの支払い方法に限定されます。

滞納1日で利用停止

atoneのあと払い決済は、支払いが1日でも遅れると利用ができなくなります。

利用しようとしても、スマートフォンの決済画面に利用停止されているメッセージが出て、決済へ進めません。

この段階では、滞納している料金を支払えば、利用できるようになるので安心してください。

滞納1~2週間でSMSや電話がくる

atoneの支払い期限が過ぎると、未払いを知らせるメールが届きます。

滞納しているお金を支払えば、特に問題はありません。

しかし、そのまま放置していると、SMSや電話で連絡が来るようになります。

滞納約1か月でハガキが届く

atoneの滞納を続けて1か月ほど経過すると、次はハガキです。

SMSや電話での連絡も、これまでよりも回数が増えます。

ハガキや電話によって家族にバレやすくなるのも、リスクといえるでしょう。

atoneに支払いについて相談したり、支払いができる日にちを伝えたりしても、実際に払いが済むまでは電話などの連絡を止めることはできません

できるだけ早く支払うことが重要です。

滞納約3か月で弁護士からの連絡

atoneの滞納が3か月を過ぎると、未払い金の回収を弁護士に委託され、弁護士から連絡がきます。

ある日突然、弁護士から連絡がくるわけではないので安心してください。

期日までに支払わなければ弁護士に委託するというハガキが届くので、記載された期日までに支払えば、弁護士から連絡がくることはありません。

弁護士から連絡がきてもすぐに支払えば問題ないので、心配は不要です。

滞納6か月以上は裁判に!財産差し押さえの可能性

弁護士から連絡がきても滞納を続けると、裁判になります。

裁判になれば、未納のお金だけでなく、弁護士委託にかかった費用や裁判費用など、一括で支払わなければなりません。

支払わずに無視していると、財産を差し押さえられるでしょう。

財産を差し押さえられれば、裁判所から勤務先に給与差し押さえの勧告書が通知され、勤務先にも知られてしまいます。

勤務先に知られれば信用を失い、退職を余儀なくされるケースもあるようです。

atoneの支払いを延滞したときのリスク

延滞事務手数料・遅延損害金が発生

支払い期日を過ぎると、翌月から延滞事務手数料が加算されます。

延滞事務手数料は、初回の支払い期限を過ぎた翌月から、毎月10日と25日に100円が請求されます。

たとえば1月の利用金額が10,000円だとすると、支払い期限は2月です。しかし、2月の支払い期限を過ぎて、3月10日の時点で支払いができていなければ、請求金額が10100円になります。 さらに25日でも支払えていなければ、請求金額は10200円です。このあとも、4月10日と25日に100円ずつ増えていきます。

また、長期にわたって滞納した場合、遅延損害金も支払わなければなりません。

atoneの遅延損害金は年率14.6%です。 このように滞納の期間が長くなれば、支払う金額は利用した金額を上回ります。負担が大きくなるので、1日でも早く返済しましょう。

滞納の未払い金も一括払いのみ

atoneの支払いは、もともと一括払いのみで分割払いに対応していません。

長期間にわたって延滞が続くと、延滞事務手数料や遅延損害金も加算され、滞納金がどんどん増えていきます。

どれだけ高額になっても、一括で支払わなければなりません。

滞納期間が長ければ長いほど、負担が大きくなります。

強制解約

atoneの滞納が続くと、完済できた場合でも強制解約になる可能性があります。

それだけではなく、atoneを運営する株式会社ネットプロテクションズが提供する、NPあと払いも利用できなくなる可能性が高いです。

スマートフォンで手軽に決済できるサービスが利用できなくなると、不便に感じることも多いでしょう。

atoneを滞納すると信用情報は?ブラックリストに入る?

ブラックリストとは、信用情報機関に事故情報が登録されることです。

実はatoneの支払いを延滞しても、ブラックリストには入りません。

信用情報機関は、次の3つがあります。

  • 株式会社シー・アイ・シー
  • 株式会社日本信用情報機構
  • 全国銀行個人信用情報センター

atoneを運営している株式会社ネットプロテクションズは、上記の信用情報機関に加盟していないのです。そのために、atoneで支払い事故を起こしても信用情報期間に登録されず、クレジットカードやローンの審査などに影響しません。

しかし、ネットプロテクションズの信用情報には傷がつきます。atoneの強制解約や、利用制限が下がる可能性があるでしょう。

支払い遅延だけではブラックリスト入りを免れますが、弁護士に債権が委託されるとブラックリストに入る可能性が出てきます。なぜなら委託先の弁護士法人が、信用情報機関に加盟していれば登録されてしまうからです。

ブラックリストに登録されると、返済能力に問題があると判断されるため、最低でも5年間は登録された状態が続きます。

atoneを延滞したときの対処法

お金がなくてatoneの支払いに困っても、裁判や財産の差し押さえは何としても避けたいです。

延滞したときにお金を準備できるよう、対処法を知っておいてください。

家族からお金を借りる

親や兄弟姉妹など、家族にお金を借りるのがおすすめです。

家族だと返済に関しても相談しやすいだけでなく、無利息で借りられます。

借りることができれば、感謝の気持ちを大切にして、できるだけ早くに返済しましょう。

友人に借りることを考えるかもしれませんが、トラブルに発展するケースもあり、おすすめはできません。

フリマアプリで不用品を売る

フリマアプリやリサイクルショップに、不用になったものを売る方法もあります。

フリマアプリは高く売れる傾向にありますが、すぐに売れるとは限りません。

すぐに売りたい場合は、リサイクルショップが良いでしょう。

リサイクルショップは、お店によって値段が大きく異なることがあります。

複数のお店に査定してもらうと、1番高く売れるので安心です。

日払いのアルバイトをする

休みの日にアルバイトをすれば、収入を得られます。

単発で1日だけ働ける日払いのアルバイトだと、休みの日に気軽に働けるのでおすすめです。

給料がすぐにもらえることも多いので、atoneの支払いに困ったときにちょうど良い収入源となるでしょう。

面接など無く、簡単に採用してもらえる仕事も多いので、募集しているかどうかを探してみてください。

カードローンでお金を借りる

どうしてもお金を用意することが難しいなら、消費者金融のカードローンでお金を借りて、atoneの支払いをしましょう。

消費者金融のカードローンなんて怖いと思うかもしれませんが、atoneの支払いに使う分だけを借りるなら、問題ありません。

雪だるま式に借金が膨れ上がり、首が回らなくなる状況を想像するかもしれません。

大手の消費者金融会社だと、初めての利用に限り、一定期間は無利息で返済できます。

借りた金額だけを返済すれば良いので、クレジットカードのキャッシングを利用するよりもお得で、安心できるのではないでしょうか。

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