病院で財布を忘れたことに気づいたら?

病院では後払いできる可能性あり

財布を忘れた!とか、お金が足りない!などの場合、病院では後払いできる可能性があります。

まずは、財布を忘れたことを病院に伝え、後払いできないか相談してみましょう。

救急搬送されたときなど、急な病気やケガの際には、支払いが難しいケースがあります。そのような場合を想定し、病院では後払いができる可能性があるのです。

病院が後払いを認める理由

「医師が診察や治療をした場合は、その都度もしくは定期的にその報酬を請求しなければならない」と医療法で定められています。

一方で、患者やその代理人との間で取り決めがあれば、その取り決めに従っても良いとされています。つまり、後日支払いについて病院と患者が合意すれば、法律上問題はありません。

また、事務作業の効率化や、医療費回収率の向上などのメリットがあるため、病院が後払いを認める可能性があります。

病院で後払いするにはどうすれば良い?

では、病院で財布を忘れてしまった場合など、後払いをお願いするにはどうすれば良いのか、具体的な手順を紹介します。

まず後払いできないか相談する

まずは、財布を忘れたことを病院に伝えます。そして後払いできないか相談してみましょう。医師や受付に伝えると、病院のスタッフがサポートしてくれるでしょう。

本人や身内の連絡先を示す

後払いをお願いする場合に重要なのは、本人確認と連絡先です。

すでに何度か通院している場合は、カルテで住所や氏名がわかるため、そのまま後日支払いとしてもらえることもあります。

救急搬送された場合など、はじめてかかった病院の場合は、健康保険証のほか、運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認できる証明書を提示することが求められますが、そうはいっても財布自体がないのですから後日支払いにせざるを得ません。

本人の連絡先はもちろん、家族の連絡先まで求められることもあるでしょう。

支払方法と時期を伝える

後払いにする場合、再度来院して支払うのか、振込等で対応するのか、具体的な支払い方法を伝える必要があります。あわせて、支払時期も伝えておきましょう。

病院での後払いの期限はどれくらい?

病院に後払いが認められた場合、実際にはどれくらいの期間、待ってもらえるのでしょうか?

明確に支払日の約束がある場合

支払日を約束している場合は、当然、その日までに支払いましょう。覚え書など書面を取り交わした場合はもちろん、口頭での約束も有効です。

支払日の約束がない場合

具体的な支払日を約束していない場合、病院での後払いの期限は、一般的には治療日から2週間以内とされています。

期限の延長と滞納のリスク

支払い期限を守ることが難しい場合、病院に早めに連絡し、期限の延長を依頼することが重要です。

期限を過ぎて支払いが滞ると、病院から催促や督促状が送られるおそれがあります。滞納が長期にわたってしまうと、病院から訴訟を起こされる恐れも十分に考えられます。

決して、放置してはいけません。

病院での後払いに関する注意点は?

病院で後払いをする場合には、いくつかの注意すべきポイントがあります。

病院との信頼関係を失わない

財布を忘れることは誰にでも起こりうることです。後払いを承諾してもらった場合は、病院との約束を守るようにしましょう。

継続して良い医療サービスを受けるには、病院との信頼関係が重要です。医療費の対奥羽が原因で、その信頼関係を失わないように注意しましょう。

支払いが難しくなった場合はすぐに相談する

基本的には、後払いの約束は必ず守るべきです。

ただ、時には支払いが難しい状況に直面することもあるでしょう。急な支出が重なった場合、失業してしまった場合など、後払いが難しくなった場合は、病院にすぐに相談しましょう。

多くの病院では患者の状況をふまえ、支払いの延長や分割払いなどに対応してくれる可能性があります。

クレジットカードでの支払いは可能なのか?

現在、クレジットカードが使える病院が増えています。ただし、医療機関によって異なりますので確認しましょう。

財布を忘れて、現金を持ち合わせていない場合でも、クレジットカードがあれば支払えるかもしれません。

医療費はデビットカードも使えるように!

厚生労働省の調査によると、病床数20床以上を抱える病院の49%がクレジットカード決済に対応しているとのことです。

クレジットカードのほかにも、デビットカードを利用できる場合もあります。

ぜひ病院で確かめてみてください。

クレジットカードで医療費を支払うメリット

クレジットカードを使用すると、以下のようなメリットがあります。

  • クレジットカード会社のポイントや特典を活用できる
  • 支払い明細が残るため管理しやすい

クレジットカードで医療費を支払うデメリット

一方で、クレジットカードを使用する際には以下のデメリットも考慮する必要があります。

  • 利用できない医療機関がある
  • クレジットカード手数料や利息がかかる場合がある

スマホ決済・QR決済ができる病院もあります

まだまだ数は少ないですが、スマホ決済・QR決済ができる病院もあります。

病院で財布を忘れてしまった場合は、スマホ決済ができないかどうか確認してみるのも良いでしょう。

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