月々の支払いを忘れてしまった、口座残高が不足していた、などの理由で楽天カードの引き落としができなかった場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

また、再引き落としにはどのようなペナルティがあるのか、気になるポイントを詳しく解説します。

楽天カードは再振替してくれる

毎月27日の引き落としに間に合わなかった場合、再振替サービスによって、自動で再引き落としをしてくれます。

この時、カード会社への連絡や手続きは不要です。

このサービスを受けるためにはいくつかの条件があります。

対象の金融機関を登録している

対象の銀行は以下のとおりです。

  • 楽天銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行、埼玉りそな銀行
  • ゆうちょ銀行
  • その他一部の地方銀行

対象の銀行を引き落とし口座に設定していない場合は、銀行振込で対応できます。

振込先は、楽天e-NAVIや後日届くメールにて確認可能です。

引き落とし日までに入金する

再引き落としがかかる日までに、引き落とし口座に入金しておくことが重要です。

再引き落としは、毎月27日から翌第4営業日までの4日間行われます。ただし、ゆうちょ銀行の場合はその月の末日のみなので注意が必要です。

何時に再引き落としが行われるかは金融機関によって異なるので、当日の入金では引き落としに間に合わない可能性があります。

再振替に間に合わなかった場合

再振替に間に合わなかった場合は、銀行振込で対応できます。振込先は、楽天e-NAVIや、後日楽天カードから届くメールで確認しましょう。

再振替対象の銀行を利用していない場合は、自動音声専用ダイヤルでも振込口座と金額を確認可能です。その後は音声に従ってカード番号を入力すると、振込先と金額を確認できます。

再引き落としでも支払いができなかった場合のペナルティ

再度の引き落としにも間に合わなかった際、3つのペナルティがあります。

カードの利用停止

カードが一時的に使用できなくなりますが、滞納金の支払いで解除・再開できます。

これは、再振替が不可であった場合に限らず、支払いが遅延するといつでも発生する可能性があるので気をつけましょう。

振込手数料の発生

再振替に間に合わず銀行振込で対応した場合、振込手数料を負担する必要があります。

遅延損害金の発生

再引き落としの対象でない銀行を振替口座に指定している場合や、再振替の日程を過ぎてしまった場合に即座に発生します。

遅延損害金の計算方法

延滞金額×所定の利率÷365×延滞日数

遅延損害金の所定の利率

  • ショッピング利用:年率14.6%
  • キャッシング利用分:年率20%

遅延損害金は、再引き落としに間に合った場合は発生しません。

強制解約

利用停止とは異なり、カードを解約されてしまうため、遅延金を支払っても利用を再開することはできません。

強制解約後は未払い金は一括で請求されます。これにより信用情報が悪化し、他社サービスの審査も影響が出るでしょう。

一括請求に応じないと、裁判所からの手続きや財産の差し押さえが進行します。給与や不動産も差し押さえ対象となるため、早急な対応が必要です。

再振替による信用情報への影響

楽天カードのサイトには、再振替自体による信用情報への影響は明記されていません。

しかし、本来の引き落とし日からの遅延はすべて延滞とみなされます。そのため再振替の繰り返しは、カードの更新や増額審査に影響するおそれがあり注意が必要です。

また、再振替の失敗や長期の支払い遅延は信用情報を悪化させるリスクがあります。特に、61日以上の延滞は異動情報として信用情報に記録されると覚えておきましょう。

異動情報とはいわゆるブラックリストですので、十分に気をつけてください。

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