後払いを払わず滞納したらどうなる?

支払いの期限はいつまでか

後払いの請求書や払い込み用紙に、いつまでに支払えばよいか、期限が記載されています。

後払いサービスの支払期限は、購入日や商品お届け日から14日目となっていることが多いです。

なかには2か月後など、長期間の期限が設定されている後払いサービスもあります。

購入するときに期限はいつまでなのか、確認すると良いでしょう。

滞納するとすぐに大ごとになるのか

未払いのまま支払期限を過ぎてしまった場合でも、すぐに大きな問題が起こるわけではありません。

支払い期限を過ぎると、メールやはがきで支払いの案内が届き、そこにはさらに新しく支払期限が記載されています。

新しく設定されている支払い期限までに支払いを終えれば、特に問題はありません。今後の後払いサービスの利用にも影響はないでしょう。

しかし、これ以上滞納を続けると、さまざまなリスクが出てきます。

後払いを滞納したときのリスクとは

一時的に利用できなくなる

後払いを滞納すると、後払いサービスが一時的に利用できなくなります。

一般的に後払いサービスは、利用できる上限額が決められていますが、上限に達していない場合でも利用できません。

審査に通らなくなる

後払いで滞納すると、後払いサービス全般で審査に通らなくなるリスクがあります。

後払いサービスを利用する際は、過去の支払い状況などから信用情報をもとに審査しています。

滞納の情報が履歴として残るため、ほかの後払いサービスの審査にも通らない可能性が高いです。

遅延損害金が発生する

後払いを滞納すると、遅延損害金が発生します。

遅延損害金がいくらになるのかは、利用している後払いサービスの利用規約で確認してください。

滞納をするとハガキやメールで支払いの案内が届くので、金額を購入時と比べてみましょう。

遅延損害金が発生した場合、支払金額が数百円ほど加算されています。

滞納を放置すると弁護士事務所から連絡がくる

支払い期限を過ぎても滞納が続けば、支払いの案内が届き、さらに滞納を続けると督促が何度か続きます。

最初はハガキやメールですが、電話で督促の連絡がくることもあるでしょう。

放置して滞納を続けると、弁護士事務所など債権回収機関に依頼するという警告書が届きます。

それでも支払わずに放置していると、ついに弁護士事務所からの連絡です。

弁護士事務所から封書やハガキが届くと、大ごとになることを不安に思うかもしれません。

しかし、支払期日までに支払いを済ませれば、何も問題は起きないので安心してください。

未払いのまま放置しておくと裁判になる可能性も

弁護士事務所から連絡がきてからも、未払いのまま放置するのは危険です。少額訴訟を起こされ、裁判になる可能性があります。

訴訟を起こす時期は弁護士事務所の都合により、すぐに訴訟に発展するケースもあれば、何か月も先になることもあるでしょう。

訴訟になると、裁判所に行かなければならないので、かなり面倒です。

弁護士事務所が指定する期限までに支払えない場合は、電話で相談してみてください。

支払う意思が伝われば、期限を延長してもらえるかもしれません。

財産差し押さえで職場や家族にバレる

少額訴訟で訴えられ、裁判所からの支払い命令に応じなければ、財産差し押さえの強制執行です。

最初に差し押さえられるのは銀行口座や給与振り込みなので、勤務先には差し押さえ命令の決定書が送られます。

勤務先に差し押さえが知られると、居づらくなることもあり、大きなリスクといえるでしょう。

後払いを滞納したまま支払えないときの対処法

問い合わせ先に連絡して相談する

期限までの支払いが難しい場合は、放置しないで問い合わせ先に電話して相談するのがおすすめです。

多少の遅れであれば、支払い期限を延長してもらえる可能性があります。

また、支払う意思を伝えることが大切です。

日払いバイトで稼いで支払う

アルバイトの求人を探すと、工場やイベント会場など1日だけ単発でできる日払いバイトがあります。

早ければ即日にでもバイト代が振り込まれるので、稼いで支払いましょう。

日払いバイトは、後払いの支払いに困った時におすすめの対処法です。

不要なものをフリマアプリに出品する

フリマアプリに出品し、売れれば収入が得られます。

すぐに現金が必要なら、リサイクルショップに売るのも良いでしょう。

ただし、リサイクルショップで売る場合は、フリマアプリでの相場よりもかなり安くなることが多いです。

クレジットカードのキャッシングを利用する

クレジットカードにキャッシング枠がある場合は、利用してはいかがでしょうか。

まずは期限が迫る後払いを支払い、そのあとでキャッシングの返済をすれば良いのです。

キャッシング枠内の金額の利用に、審査はありません。

後払いの利用金額だと高額ではないはずなので、キャッシングを利用してもそれほど負担にはならないでしょう。

債務整理を検討する

債務整理は、滞納しているのが後払いだけであれば、おすすめしません。

ほかにもいろいろと滞納していて、返済に追われているなら、債務整理を検討してみてはいかがでしょうか。

債務整理とは、弁護士や司法書士に相談して、ムリのない返済計画を立てる方法です。返済額の減額を交渉してもらえるケースもあり、後払いだけでなくほかの返済もまとめて相談できます。

自己破産も債務整理のひとつですが、自己破産は最終手段です。まずは任意整理で、借金を整理しましょう。

カードローンを利用する

困ったときには、カードローンも対処法のひとつです。

カードローンは怖いというイメージがあるかもしれませんが、使い方さえ間違わなければ、莫大な借金を抱えることにはなりません。

審査が早くて手軽に申し込むなら、消費者金融系のカードローンがおすすめです。抵抗がある場合は、銀行系のものなら安心して使えるでしょう。

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